歯の豆知識
噛むことから始めようお口の健康
「 80歳で20本の歯を残そう 」 ...実際は80歳で20本以上の歯を持つ人は全国平均で20%に満たない状況です。 それだけ噛むことができない人が多いのです。
では、「噛む」 ことの効用について説明しましょう。
歯科衛生活動の場では 「ひみこの歯がいーぜ」 を
使っています。 これは ...
「ひ」 肥満を防止する
ゆっくりよく噛んで食べると食べすぎを防ぎます。
「み」 味覚の発達を促す
よく噛むと食べ物本来の味がわかります。
「こ」 言葉をはっきりさせる
よく噛むことにより顎の発達、歯並びが良くなり口をしっかり開けて話すことによりきれいな発音ができます。
「の」 脳の働きを活発にする
よく噛むと脳神経の働きが活発になります。
「は」 歯の病気の予防
よく噛むと唾液がたくさん出て、口の中をきれいにするため口臭の発生も減少し、虫歯や歯周病の予防につながります。
「が」 がんの予防
唾液に含まれる酵素には、発ガン物質の発ガン作用を消す働きがあります。
「い」 胃腸の働きを促進する
よく噛むと唾液中の消化酵素がたくさん出て、消化を助け食べすぎを防ぎます。
「ぜ」 全力投球
よく噛むことで力が沸き、日常生活への自信も生まれ、力いっぱい仕事や遊びに集中できます。
以上 、 噛むことの 8 大効果について述べましたが、 よく噛むためには 歯と歯ぐきが健康でなければならないのは言うまでもありません。
では、 歯と歯ぐきの健康を維持するには どのようにしたら良いでしょうか 。
歯を失う原因の2大疾患である虫歯と歯周病は生活習慣病の一種です。そのために 歯ブラシ、デンタルフロスや歯間ブラシ を使った毎日のお手入れがとても大事です。
次に 、悪いところがなくても 定期的に歯科医を訪れ 、健診を受けることも大事です。
「 かかりつけ歯科医 」 は治療をするだけでなく 気軽に相談に乗ってくれ 、歯みがき指導を含めた 予防のことや栄養指導などもしてくれる お口のホームドクター です。
これからは自分自身で自らの 『歯と歯ぐきの健康』 に心がける必要があります。 ぜひ、ご自分に合う、 何でも相談に乗ってくれる良い 「かかりつけ歯科医」 をお持ちになっていただき 「8020運動」 の目標に向けて努力していきましょう。 生涯を通じて健康で豊な生活を送ることは 決して夢ではありません。 ( ^ ^ )v
(社)相模原市歯科医師会 地域歯科保健委員会
<お問い合わせ先>
(社)相模原市歯科医師会 TEL 042-756-1501